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アメリカ

1931年にネバダ州がギャンブルを合法化してから、カジノの町として急速に発展しました。

すべての州でカジノができると思いがちですが、アメリカでは10の州では合法とされていますがハワイ州、ユタ州ではカジノに限らず一切のギャンブルが禁止されています。

ネバダ州

1931年にネバダ州がギャンブルを合法化してから、カジノの町として急速に発展しました。
当初は銀行が融資を避けたため、複数の犯罪組織が資金提供や乗っ取りを行って経営に関与し、組織間の抗争まで行われた黒歴史が存在してます。

1959年にカジノのライセンスを管理するゲーミング・コミッション(Gaming Commission)とゲーミング管理委員会(GCB・Gaming Controle Board)が設立され、「犯罪に関わりのある人物の排除」や「マネーロンダリングに対する厳しい取締り」を行うことで、犯罪組織の影響を払拭することに成功しました。

2000年の統計では、ネバダ州のカジノ全体の収益は96億ドル、アメリカ国内1位となっています。

ニュージャージー州

1976年に保養地のアトランティックシティ限定でカジノを合法化し、ラスベガス以上に厳しい規制があることから、カジノは12軒(2000年時点)と小規模ですが、ニューヨークなどの大都市が近いため、年間3800万人が訪れ、1軒あたりの収益率が高いのが特徴です。

1980年代前半までに、アメリカ国内でカジノが合法化されていたのはネバダ州とニュージャージー州だけでしたが、1980年代後半から他の州でも合法化され、ミシシッピ州のチュニカ(Tunica)のように経済発展する地域が生まれました。
インディアナ州やアイオワ州などでは船上にカジノが作られ、クルーズしながら或いは桟橋に繋いだままゲームが行われています。

インディアンカジノ

アメリカ先住民の居留地で運営されているカジノのことです。

アメリカではカジノはラスベガスと幾つかの地域を除き厳しく制限されていますが、る連邦法や州法が直接適用されない自治区であるアメリカ先住民居留地では、先住民たちは経済的活路を求めカジノ営業権の獲得を進めてきました。

2011年現在、240の部族で460のギャンブル施設が運営されており、年間のインディアンカジノ総収入は約270億ドルとなっています。

1800年代に豊かな土地から生活資源の枯渇した土地へと強制移動させられた多くのインディアンにとって、カジノ営業は先住民の重要な産業の一つとなっていった一方で、カジノ産業の負の側面を危惧する声も多く、深刻な社会問題の一つともなっています。
インディアンカジノは、ガソリンスタンドの数台のスロットマシーンや、小さなビンゴ場だけのものから、豪華なホテルやレストラン、劇場、温泉、ゴルフコースなどを備えた複合施設まで様々な形態で営業しています。

1992年に開業したコネチカット州のフォックスウッズ・リゾート・カジノが成功すると、他の州の自治区でもカジノが建設され、2000年時点でインディアンカジノは24以上の州に存在し、全体の利益は、ネバダ州を上回る約100億ドルと推測されています。

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